いとみみず宇宙とは何か?


山田鰆

山田鰆

Author:山田鰆
■2012.02.27
COOKIE SCENE
にて
「ぶらりなとがり」レビュー掲載

■2012.01.29
ネットレーベル“同窓会”にて
3rd音源
ぶらりなとがり
発表
■2011.09.11
ネットレーベル“同窓会”にて
2nd音源
さてんれっきす
発表
■2011.08.01
彼らは音楽をやっててインターネットがそこにあるってだけだよ
インタビュー掲載
■2011.05.01
M3-2011春
Ustream Checkerコンピレーションアルバム"We love ustream checker!"
「たはぺばてぷにぼ」
■2011.02.14
1st音源
はだかもぐらねずみ
発表
■2010.05.06-2011.04.22
場末町AP/音楽枠
「たかやまとしひろ」

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08

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さよならドビュッシー / 中山七里
20110608 さよならドビュッシー
さよならドビュッシー / 中山七里 (宝島社文庫)
ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遥、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。第8回『このミス』大賞受賞作品。

ドビュッシーとはフランス…だっけ?多分フランス。フランスの作曲家で、情景豊かな旋律を演奏家に求め、奏でさせる。と、思っている。僕の独断的なイメージなので、正確ではないです。『月の光』や『亜麻色の髪の乙女』が有名だけれど、個人的には『版画』、その『版画』の中でも『塔』が大好きで、フランスの音楽なんぞ勉強してないから知らんけども、フランスの曲!という印象が大きくなく、どちらかと言うとアジアっぽい調べがたまらない。
彼の曲は中二か中三のときに『水の反映』という曲を弾き、独学で『月の光』を弾いただけなので、もっと弾きたかったなあ、とは思う。

さてこの小説。僕は正直ドビュッシーという名前だけで手に取った。言ってみれば中身に全く期待してなかったということ。買った後にこのミスの大賞作品だと知り、ポプラ社の某騒動以来“乙一作品によって肯定され続けた文学作品の受賞経歴が一気に破綻した”と思わされてしまった身からすると読む前から損をした気分になった。
でも、有無を言わせない文章がそこにはあった。最初が低かったからではなく、純粋に素晴らしい作品だった。ミステリと音楽と人物ドラマ、3つの要素から成り立っているのに、どこにも手が入り込んでる。

ミステリに関する部分から言えば、最初にそれとなく、本当に些細な あれ? という部分を出してくる。でもそれは読み進めるうちに忘れていて、最後にそのことを思い出した。そのくらいのめり込んでしまった。というのは、音楽に関する部分が脳みそを左右に振るからだ。幸いこの物語中に出てくる曲を知っていることもあり、頭の中でその曲の演奏風景を流しながら読み進めるのだけれど、ふと気が付いた。ピッタリだ。確認のためYouTube等で該当する曲を流しながら再度読んでみると、文章の長さとその曲の展開が一致している。多くの作品が文章の場面と音楽の流れをどちらか中断したりこじつけたりしなければいけなくなるのに、この作品はそれが無い。そしてそれに集中していると、ミステリと人物ドラマが棒で殴ってくる。セイギのチカラの感想で言ったサラッとした読み終わりは、この物語に当てはめて言うなれば、振り返るとひどく粘着質で深いものだったと知る。

この作品は本当に素晴らしかった。アマゾンのレビューを見たら酷評の人もいたけれど、なんだ見当違いだ、と思わざると得ない。文体の固さも不必要なものではなく、一番適切な表現方法を用いて書いたらこうなりました、という感じなので、全く苦ではない。オススメです。
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